日本のものつくりを支える集団


The Group of The Japanese Craftsmen

2020.11.27

令和2年度 ものつくり技の会 定期総会を、北区「北とぴあ」にて行いました。



今年は新型コロナウィルスのため、1月以来、会合や親睦会を行うことが出来ませんでした。
春のころの緊急事態宣言から、気が付けばあっという間に年の終わりも近づき、
ここで一度会のメンバーで顔を合わせて話す場を作ろう、ということで、しっかりとした感染症対策をとりつつ、お店での親睦会ではなく会議室での総会を開催する運びとなしました。



副会長の関さんによる司会のもと、
副会長の今西さん、会長の川上さんより挨拶のあったのち、
会計の斧田さんより、令和2年度の会計報告が行われました。
今年はJAP工房さんのバックアップで進んでいた「技の会ジャンパー」の企画がついに最終的な形となり(その写真は後ほど^^)、その経費も会の収支として報告されました。
長年の黒字会計でかなり高額になっていた技の会の残高を、どのように有効に使うかがかねてより懸案になっていましたが、出来上がった実物を前にすると、納得&大満足の支出と言っていいでしょう^^

また、2019年・2020年と続いた役員の、2期目への続投も、全会一致で了承されました。






総会後は、JAP工房さんより「技の会ジャンパー」の配布と、全員での写真撮影、そしてソーシャルディスタンスをとった中での、自由な雑談へと進んでいきました。

まずはともあれ、ジャンパーをもらってはしゃぐ会員と、男たちの背中を見ていただきましょう^^







刺繍を大胆に取り入れてPOPでありながら、細かいディティールに拘って,
軽すぎず、かつ配色などから伝わる「ものつくりの現場感」!
製造過程の写真の段階で「かっこいいな~」とは思っていましたが、実物に袖を通すと、その喜びはひとしおでした^^
さすが、映画やミュージシャンの舞台衣装も手掛けていらっしゃるJAP工房さんが、全面的に作成にかかわっていただいた出来栄えでした!
早くこれを着て、皆で展示会などに行ける世の中が戻るのが、待ち遠しいです^^




その後は少人数で散らばりながら、約一年分の「自粛」の時間を取り戻すかのように、時間を忘れての雑談タイムとなりました。
実際、今回の1時間半の会合のうち、会議の時間は15分、雑談タイムが1時間以上となりました^^;

コロナ禍で皆一様に苦しい仕事事情ではありますが、
その中でも印象的だったのは、「今までにない方法を試すには、時間は十分にある。新しいことにチャレンジして、じっくりものつくりに取り組むいい機会。」と言う、とある仲間の言葉でした。
新しいデジタル技術を用いたそのメリット・デメリットを、実際に試作した品物を前にして聞くと、我々ものつくりの現場の人間は、手を動かして次に来る時代に備えよ、と言われているようでした。



新しいジャンパーと旧来の仲間との再会に、ほっこりと温かい気持ちになれた、そんな会合となりました。





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